「板金修理用のパテが売れない!」と久しぶりに連絡を取り合った先輩より相談を受けました。
ぶつけた車を修理する際に凹んだ場所をたたき出します。僅かな凹みはパテを塗って埋めます。
このパテが売れなくなっているというのです。この理由を自身の業界にも置き換えてあれこれと考えてみる。
「事故発生つまり修理がパテの売上に直結する」
・車を持っている人が少なくなった → 本離れ
・景気が悪いので修理しない(節約) → 節約されるのはどの業界も同じ
・車両保険の内容が厳しくなった → 条件・規制が厳しい
・メーカーが部品交換を収益にする → コンテンツに二次利用、三次利用を考える
・車は事故を起こしにくくなっている → インターネット(スマホ)に時間を取られる
・軽自動車にまで事故防止機能が装備される → 検索エンジンが整備され容易に情報獲得
あれこれ書いてもやっぱり人口減が原因のように思います。
(私)38歳層は200万人ほどいます。今の20歳層(本来は免許を取りたがりそうな時期)は120万人ほどです。しかもただでさえも車に関心のない人が多いのが若い層ですから、そりゃ!(パテの売上)少ないわけです。そもそも車の動いている台数や稼働率が少なくなっていれば、必的にパテを使うような事故も減ります。でも実は2012年の統計では車の台数は減っていないそうです・・・。若い人ではなく高齢者の乗用車需要が伸びているのではないかと思います(調べてませんが)。あとは自動車そのものが事故をおこしにくくなっているのも大きな原因と思っております。
ではパテはどうすればいいのか・・・。(本はどうすればいいのさ・・・)
一つ答えがあるとすれば、市場規模に応じた組織にできるかどうかだと思います。
もちろん商品開発によって市場を寡占化していく、シェアを伸ばすということも考えないといけませんが。
皆、それぞれの業界で戦ってますね。
マルシェ!マルシェ!そしてファンデブ!