東北地方太平洋沖地震で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。
今回の地震は日本国全体にも多くの爪痕を残しております。各方面の復旧支援にあたる方々に伏してお礼をしたくなる次第です。
明日香出版社における地震の被害状況を、(3月17日 時点)ではございますがご報告させていただきます。社員とその家族、社屋内外及び倉庫 への被害はほとんどありませんでした。倉庫の在庫の一部が崩れました。在庫の保管方式がカゴ台車ということで、ローラーが免震機能の役割を果たしてくれたようで被害が軽く済みました。
問題は電力需要と供給のバランスをとるための調整により電車が予定通りに動かないことでした。これにより多くの書店さんが定時前閉店や臨時休業 を余儀なくされてしまいました。また勉強会学友である多賀城市の書店社長様からのメールを読み涙を抑えきれませんでした。多難あっても「さあ、やるぞ!」と意欲的に活動されていた姿を近くで見ていたのでその無念さが非常に伝わりました。
国家の一大事、業界の一大事、会社の一大事です。これまでの経営は「ママゴト」であったと反省しました。鉢巻を巻いて(先祖、家族に恥をかかせない)、腹帯締めて(腹をくくり)、草鞋の紐を締める(足元をすくわれない、油断しない)。まさに出陣前の三本締めの気概と親心で社業に取り組みた く思います。
一日も早く正常な業界にする、日本にすることが私どもに与えられた使命と考えて行動いたします。ご支援ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。